暗闇と静寂のなかに取り残されている
盲ろう者の世界を想像してみて下さい。
ハートウエアラボは、重複障害者とつながり、
スポーツなどの余暇活動を通じて愉しく豊かな体験を共有するための
新しいしくみをデザインしています。
指点字は盲ろう者と会話するための手段です。
点字同様、話し言葉をそのまま伝えることが出来ます。
盲ろう者でありながら日本で最初に大学生になり、
世界で初めて大学教授となった
福島智さん(写真左)のお母様、福島令子さんの発明です。
「ぼくの専属伴走者になってください」
重複障害者スポーツ支援活動は、
福島智さんの一言から始まりました。
超高齢社会は、誰もが何らかの障害を抱えて生きてゆく社会です。
障害者が日常を支障なく過ごせないとすれば
周りの社会や私たちの心の中にこそ障害があるのかもしれません。
未来の社会を先取りして、様々な問題提起をしてくれる障害者を
「我々の明日を先導するアスリート」
という意味で、「アスリード」と呼んではどうでしょうか。
目と耳の両方に障害を持ち、
とりわけ不自由な毎日を送っているアスリードが盲ろう者です。
ハートウエアラボは、
コミュニケーションの可能性を追求しながら、
スポーツなどの余暇を愉しむ活動を通して
盲ろう者など重複障害者の社会参加と自立の一助になることを願っています。
取り組みに賛同して頂ける方々と共に、
互いの人格や個性を尊重し支え合う
共生社会の実現を目指します。